こんにちは!内向型のオカラーです。
内向型と内気って何がちがうの?
この質問にこたえていきます。
「内向型と内気って同じ「内」が入ってて、どっちも大人しい・あまり話さない人のことをいうんじゃないの?」と感じるかもしれません。
その気持ちよーく分かります。私もちがいをしるまで内向型=全員内気
という認識でした。
でも、実は「内向型」と「内気」というのは全く違うものなんです。
この記事ではその違いを紹介していきます。
内向型と内気をざっくり知ろう
まずは内向型と内気がどんなものか簡単に紹介しますね。
内向型
内向型は
外部からの刺激に敏感に反応する気質を持つ人のことです。
内向型の人は
という特徴があげられます。
私も内向型なので、上の3つの特徴はもちろん当てはまりますね。
人間のうち3~4割の人は内向型だと言われています。
内向型についてもっと知りたい!という人は、こちらです。
内気
内気というのは気が弱くて、引っ込み思案な性格のことです。
内気な人は
といった人があげられます。
「自分の発言・態度に対して周りがどう思ったのか」ということを、とにかく気にします。
知らないひとや異性とはなすのが苦手・周りのいけんに賛成しがち、ということもしばしば
内向型と内気の違い
ここからは、内向型と内気について違うところを解説します。
わたしが思う内向型と内気の違いは
ということです。②の方がすごく大事です
人前にでるのが苦痛か、そうでないか
内気な人は自分のアクションに対して相手がどんな反応をしたか、すごく気にします。
アクションの後に相手が笑顔だと、「今の発言はよかったんだ!」と安心します。
相手が無反応・表情が曇っていると、「今の言葉は失礼だったのかな?」と不安になります。
内気な人は周りからの反応に自分が影響されやすいので、人前に出ることが苦手な傾向が多いです。
一方、内向型は大人数で話す場面は、刺激が大きいため避けがちです。
それじゃあ、内向型は人と話すのが苦手なんじゃないの?
しかし、人と話すといっても様々なパターンがあります。
1人が話して他の人は聞く・1対1で話すときです。
人前にでるのが苦痛ではない内向型もいます。
マイクロソフト社創業者のビル・ゲイツさんが代表的な例です。
彼は内向的ですが、TEDなど多くの人がいる場面でも自分のアイデアを堂々と語っています。
変わることができるか、できないか
例えば、内向型と内気な人が「自分を変えよう!」、と思って努力したとします。
すると、こんな事が起こるんです。
内気な人→変われるかもしれない
内向型の人→どれだけ頑張っても完全にかわることはできない。
こうなるのは、内向型=気質、内気=性格という概念があるからです。
気質は、その人が生まれ持った特徴です。
一方、性格は先天的、または後天的に備えた性質です。
内向型は脳の構造に由来する気質なので、表面は変わっても、根本的な所は変えられません。
しかし、性格は周りの環境や自分の経験から獲得したものです。
つまり、環境や行動を変えることで性格が変化する可能性があるかも
簡単にいうと、
嫌な言葉を言われて傷ついたり、人と話すこと機会が少なく、内気になる
↓
接客業をしたり、人とたくさん話す機会を増やす
↓
内気がなおった
という感じですね。
自分は大人数で話すのが得意ではないです。
「自分の性格のせいなのかな?」と思い、多人数で話す機会を増やし、克服しようとしました。
でも、どれだけやっても克服することはできなかったんですよね。
自分が内向型と分かったとき、「大人数が苦手なのは、自分の生まれ持った気質だったのか。」と気づけて、すごく腑に落ちました。
内向的な自分をダメだと思い、変えようとしている学生さんに伝えたいです。
「内向的な性格は、あなたの本来の自分なんだよ。無理に変えなくてもいいんだよ。」と。
内向型と内気はなぜ同じと思われるの?
内向型と内気には違いがあるのに、なぜ同じだと思われるの?
それは似ている特徴がいくつかあるからです。
ここでは、「大人数が話すのが苦手」という特徴で考えてみます。
だから、内向型と内気は同じ性格の人と見られてしまうのです。
まとめ
内向型と内気の違いについてお分かりいただけましたでしょうか?
内向型と内気は、似ているところがあるので注意してくださいね。