こんにちは!内向型のオカラーです。
今回は『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』という本を紹介します。
いきなり何で?と思う人もいるかもしれません。
きっかけは自分が内向型だと分かったころです。
それから内向型、その逆の外向型についてもっと知りたくて、関連する本をたくさん読んでいました。
そんな中、本書のラベルの「外向的なあのひとがなぜ?」というフレーズが目にとまり、
「外向的な人はそのまま外交型じゃないの?」と疑問に思ったのでこの本を読んでみました。
すると、この世界には外向的に見える内向型がいることがわかったんです。
最近ではHSS型HSP、「かくれ繊細さん」とも言われています。
- 社交的で人といるのが大好きだけど、ひとりになると疲れてしまう
- 笑いを取るのが好きだけど、何気ない一言に傷つきやすい
- 苦手なことでも人に見破られないように頑張ってしまう
という人に読んでほしいです。
また、HSPについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」のかもしれません』ってどんな本?
HSP(繊細さん)というほどではないけれど、傷つきやすい、ウジウジしている…元気で社交的に見られている自分に違和感がある…人と会った後はどっと疲れる、一人の時間が必要…そんなあなたは、きっと「かくれ繊細さん」です!人一倍、感受性の強い「かくれ繊細さん」の才能を引き出し、自分を好きになる!
出典「BOOK」データベースより
本書の著者は、HSS型HSP専門心理カウンセラーの時田ひさ子さん。
自身もHSS型HSPを知るまでは「自分の気質に当てはまる言葉がない」という悩みで生きづらさを感じていたそうです。
しかし、自身がHSS型HSPであることを知ったことをきっかけに
HSS型HSPに有効な生きづらさ克服する方法を考案、実践したことで長年の生きづらさが解消されたそうです。
そして、「HSS型HSPで悩んでいる人の役に立ちたい!」という思いから書いたのが
『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』になります。
本書では「こんな場面ではどう感じますか?」といった後に「自分も同じ経験があります。」といってエピソードを書いていたので、著者がいかに読者の目線に立って本書を書いたかが
分かります。
また、実際にカウンセリングした人の成功談も載っているので、「自分も悩んだ時はこうすればいいのか。」と考えながら読み進めることができました。
『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』を読んで個人的に印象に残ったこと
ここからは、『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』を読んで自分が
印象に残たことを紹介しています。
かくれ繊細さんは無理に自分を変える必要はない
はみ出した自分を持っている人ができる最大限は、そのはみ出した部分を
その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません 50ページより
「これも自分の一部だ」と受け入れることだけです。
内向型の私にも当てはまるなと思った一文。
内向型とかくれ繊細さんは少し違いますが、刺激に敏感で感受性が豊かなポイント
は同じです。
そのポイントが他の人には理解されにくいから、「みんなと同じ自分でいなきゃいけない」と思い込んでその感受性や敏感さを抑えてしまうんです。
でも、実はそうする必要はないんです。
過去の私も「些細なことで考えすぎる自分を変えなきゃいけない!」と思って
自分を変える努力をしましたが、苦しかっただけでした。
でも内向型の本を読んで、考えすぎるのは自分の生まれつきの性格なんだ、受け入れられると、悩みが少なくなったんです。
周りに合わせるよりも本心を大事にするほうが、内向型やかくれ繊細さんは
のびのびと生きることができるんですよね。
かくれ繊細さんにはたくさんの才能がある
人間関係を作る才能
仕事の才能
人の能力を見抜く才能
直感を活かす才能
常識を活かす才能
バランスを取る才能
自分には何かあると思える才能
このように、かくれ繊細さんにはたくさんの才能があふれています。
わたしが特に驚いたのは、「直感を活かす才能」でした。
かくれ繊細さんの中には、たくさんの人の中から「これ」という人を選んだり、直感を信じてやってみたらいい方向に進んだという経験があるみたいです。
わたしはあまりそういう感覚がないので少しうらやましいです(笑)
かくれ繊細さんで自分はダメだ…と思っている人がいたら、
一度過去の出来事を思い出してみましょう。
すると、あのときはうまくいったな、と感じたエピソードがあるはずです。
その時にあなたがとった行動や考え方を振り返ると、「自分にはこういう事が得意なんだ!」と自分のかくれた才能に気付けるかもしれません。
かくれ繊細さんは色々な人と話してみよう
かくれ繊細さんは学校での人間関係のみに執着しないようにする
その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません 212、216ページより
学校や職場の外で自分が本当に好きなことを見つけることで、心底味わいたいと思っている人とのつながりも手に入るかもしれません。
かくれ繊細さんの学生にぜひ伝えたい言葉です。
通学していると学校での人間関係が自分の全てだと思ってる人はいませんか?。
そう思うと「学校で友達をたくさん作らなきゃ!」と考え込んでしまいますよね。
だから、他人からよく見られようとしてその人に合った自分を演じてしまいます。
でも、演じている自分でいると、その自分に合う人が周りに集まります。
すると、身の丈に合わない人付き合いをすることになるので
「人と会うのがしんどい・・・」と次第にきつくなってきてしまいますよね。
それよりも学校以外で、本当の自分と同じ好みや価値観の人が集まりそうな所に行った方が、
「そうそう!こういう人に会いたかった!」と心から分かり合える人と出会えるかもしれません。
まとめ 『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』を読んでみて
その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません [ 時田 ひさ子 ]
外向的に見える人のなかにも繊細な内向型がいるのね
本書は
- 「社交的だけど、そんな自分にどこか違和感がある」
- 「元気に見られたいけど、へこみやすい・・・」
- 「大胆な自分と慎重な自分がいて、なんか自分矛盾してない?」
という人に答えを与えてくれると思います。
わたしはこの本を読んで「世界には社交的な内向型もいるんだ。」と気づきました。
内向型は大人しくて、1人が好きな人だけじゃないみたいです。世界は広いもんだ(笑)
かくれ繊細さんはすべての自分を認めて、活かすことができればもっと気楽に生きられる。
本書はそんな生き方の手がかかりを教えてくれます。
興味が湧いたな。と思ったひとはぜひ手に取ってみてください。
また、HSPについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
合わせて読みたい:HSPって何だろう?学校では教えてもらえないHSPの特徴