内向型は接客業に向いているのかな?
内向型は人と関わると疲れるから、接客業には向いてないのでは?という人もいるかもしれません。
結論、内向型は接客業にむいていると思います。
内向型のわたしも大学1年から3年、コンビニバイトをしています。
続けてみて色々なスキルがつき、このバイトでよかったな、と感じています。
- コンビニバイト3年間
- シフトは週3の午前中にはいっていた
- お客様はおおい
内向型が接客業で大変なこと
マルチタスクが多い
コンビニバイトには たくさんの仕事があります。
コンビニバイトの仕事内容
- レジ業務:
- お客様の会計
- 公共料金の支払い、宅配便のうけつけ
- 商品補充・陳列:
- 商品を補充し、きれいにならべる
- 新商品や季節限定商品の特設コーナーを作つくることも
- 清掃
- 床のそうじ、ゴミ袋の回収
- お客様対応:
- お客様からの問い合わせにこたえる
- 「この商品ってうちにある?」
- 「コピー機の使い方をおしえて!」
複数の仕事を一度にすすめるときもあり、マルチタスクになりがちです。
- 弁当をレンジで温めながら、宅配便のうけつけ
- コーヒーメーカーを掃除しながら、お客様が来ないか確認
- 揚げ物をあげつつ、お客様の会計
頭の中はいまの行動+つぎの行動パターンを考えるのにひっしです。
あと〇〇秒後に弁当の温めがおわるから、それまでに今の会計を終わらせて、レンジへ向かわないと…
お客さまが多いときは、頭をつねにフル回転、リラックスできないのできついです。
お客様の対応が辛いときも
接客業では、さまざまなお客様の接客をします。
大半のお客さまは優しいですが、まれにこんなお客様も
- 商品をバン!とおき「会計はやく終わらせて」という雰囲気をだす人
- レジをまつときに商品棚をトントン叩いて、イライラしてる人
- 「なんでもっと早くレジできないの」という人
このような人を見ると、「早くレジ終わらせなきゃ!」「早くレジできない自分が悪いんだ」と焦ったり、ネガティブになります。
お店のBGMや広告で疲れる
おみせにいると店内の広告が、無意識に視界にはいってきます。
すると
あの商品の名前は〇〇と言うんだ
あの商品はどんな特徴があるんだろう
と無意識に考え続つづけるので、頭が休まりません。
またコンビニの店内BGMで、自分のすきな曲が流れると、仕事中でも
この曲はわたしの好きな曲だ!
とそちらに意識が飛び、お客様をまたせてしまうことも。
内向型が接客業を3年続けて、ゲットしたスキル
内向型にとって接客業は辛い部分もありますが、接客業でゲットしたスキルもあります。
物事に優先順位をつけるスキル
接客業始めたては、こんなうごきをしていました。
商品の補充がひと区切りつく
↓
お客様がまっているレジへ向かう
お客様の会計より、商品の補充を優先させていたのです
それ以降は、お客様のレジ会計を最優先にしました。
店内のお客様がふえてきた
↓
区切りがよくなくても仕事を一度中断
↓
レジへむかう
先をみすえて行動するスキル
接客業をつづけると、お客様の視線や身体のうごきから、お客様の行動がよみとれるようになります。
- お客様の視線が揚げ物ケースにむいている
→なにか揚げ物を注文するかも - レジにいる父が、菓子売りばにいる子どもを気にしている
→あとから子どもがきて商品が追加されるかも - お客様がスマホをもちながら、レジへ来る
→スマホで支払いをするかも
レジのわたしも適切な対応ができ、会計の時短につながります
- スマホで支払いをするかも
→Qコードをスキャンする準備をしよう - なにか揚げ物を注文するかも
→揚げ物なにか注文しますか?とこえかけする
この先読みスキルは接客業いがいにも、日常や大学生活でやくだちました。
問題解決スキル
接客業をすると、お客様からいろいろな質問をうけます。
バイト当初はお客様の質問すべてに応えなきゃ!と、自信のないことまで答えていました
すると同僚からこんな言葉が
お客様に不確かなことを伝えて、クレームになるほうがマズイよ。
不確かだったらわからないといったり、他の人にきいてみてね。
いこう、お客様からの質問でわからないことがあったら、こんな対応をとっています。
- 上司に聞く
- 「大変申し訳ないですが、分かりません….」と誠心誠意、謝罪する
それいらい、お客様との間で大きなトラブルがおきたことはありません。
お客様の質問にすべて答えることだけが、接客業ではないと学びました
内向型のつよみが接客業に活かせるシーン
接客業はコミュニケーションが得意な外交型がむいている、と思う人もいるかもしれません。
しかし内向型も、接客業に向いているとわたしは思います
いままで内向型の本を10冊ほど読みましたが、内向型の強みが接客業にいかせるシーンもあるなと感じました。
細かい気づかいでお客様の信頼をもらう
内向型の強みに「他人が気づかない、細かいことまで気づく」があります。
この強みは接客に活かせます。
内向型のわたしはある女性が、まいかい同じコーヒーを注文することに気づきました。
すると、女性からこんなことばが
あぁ、いつもありがとう
お客様にあわせた気遣いができると、お客様から信頼をもらうことができます。
信頼がもらえると、「自分もこの仕事をやっていて良かった」と達成感を味わいます。
たかい危機管理能力で、仕事のミスを防ぐ
内向型の強みのたかい危機管理能力をいかせば、失敗をへらすための行動がとれます。
- 仕事の段取りをかんがえてから行動
→ミスが起こりにくい、時間内に仕事を終えられる - 晴れのひは人が多く来ると予測して、商品を多めに発注
→商品の在庫切れをふせげる
わたしも、「こういう順番で仕事をすれば、効率よく終わらせられる」とかんがえ、仕事をしています
謙虚なしせいがお客様から好印象
内向型は静かで慎重な人がおおいと思います。
みなさんは謙虚で気配りのきく店員さん、高圧的でイライラしている店員さん、どちらに会計をしてもらいたいですか?
わたしは気配りのきく店員さんです。
わたしも接客時は控えめで、お客様のためになる声掛けや姿勢を大切にしています
接客業を3年続けて、お客様からクレームを言われたことは2、3回に収まっています。
内向型が接客業を始める時に気をつけること
つぎは内向型が接客業を始めるときに、気をつけるポイントを2つ紹介します。
労働環境にはこだわる
内向型にとって労働環境はとっても大事です。
内向型は周りのひとや環境の影響をうけやすく、仕事のパフォーマンスがよくなったり悪くなったりするからです。
わたしはこんな労働環境だったら、働きやすいだろうな
- 従業員が静かで優しいひと
- 思いやりがあり、従業員同士で助けあう文化がある
- 働く場所があるていど静か
- 働く場所のまわりの治安がよい
無理しすぎない
お客さんの期待に応えよう、お店のために頑張ろうと思うことはすばらしいことです。
しかし、頑張りすぎると自分が辛くなります。
私もお客様のために早くレジをしよう!と、先をみすえた行動をとりすぎて、頭痛がおきた経験があります
少し疲れても、「ほかの従業員もこれぐらい頑張っているから….」と、頑張りがちではありませんか?
人と関わる接客業をしているだけであなたはすごいのです。
接客業にはどんな仕事があるのか
ここからは接客業に挑戦したいという内向型へ、社会にはどんな接客業があるのかご紹介します。
飲食店スタッフ
- レストラン、カフェ、居酒屋ではたらく
- 注文取りや料理の提供、片付けなどが主なしごと
コンビニ店員
- レジ打ち、品出し、清掃、接客などおおくの仕事がある
- 早朝や深夜でもはたらける
ホテルスタッフ
- うけつけ、客室のそうじ、宿泊者からベルスタッフがおもな仕事
- 外国語がはなせると、重宝される
小売店スタッフ
- スーパーやデパート、ドラッグストアではたらく
- レジ打ちや接客、商品管理などが主なしごと
アパレル店員
- 接客や販売、在庫管理、展示品の整備がおもなしごと
- ショッピングモールの服屋、衣料品店ではたらく
カスタマーサポート
- コールセンターやオンラインチャットではたらく
- 問い合わせ・トラブルへの対応が主なしごとです。
イベントスタッフ
- コンサートや展示会、スポーツイベントではたらく
- 受付、案内、誘導などがおもなしごと
- 短期のアルバイトがおおい
レンタルビデオ店員
- DVDやブルーレイの貸出・返却業務、店内整理などがおもなしごと
まとめ 内向型が接客業を3年つづけた感想をしょうかい
こんかいは内向型のわたしが接客業を3年続けた感想をしょうかいしました。
「謙虚な姿勢」、「観察力」、内向型のつよみは接客業にいかせます。
私はコンビニで接客業を続けていることは、おおきな財産です。
それだけ身につけられたスキル、嬉しい経験がたくさんあったのです
内向型のあなたが、自分の強みを生かして働ける場所を見つけられることを祈ってます。