この記事は
MBTI (16パーソナリティ)ででてくる「内向的直観(Ni)」を、くわしく知りたい!
という方向けです。
この記事の結論
- 内向的直観(Introverted Intuition, Ni)は、情報を内的な洞察やみらいの可能性としてとらえる認知機能
- MBTIは4つの心理傾向軸と8つの心理機能が定義されている。
内向的直観(Ni)は8つの心理機能のうちの1つ - 内向的直観(Ni)はINTJ・INFJがもっている
- 内向的直観(Ni)をもつひとは物事の本質を見抜き、未来を推察するスキルに長けている
- Niは未来志向であり、ふかい洞察力をもつ
MBTI(16パーソナリティ)が、INTJ・INFJのひとは、見たことがあるかも
わたしのMBTIは「提唱者(INFJ)」なので、内向的直観(Ni)をもっています。
こんかいは、内向的直観(Ni)の特徴をかいせつし、日常生活のどんな場面でいかせるかを紹介します。
MBTI(16パーソナリティ)とは
まず16パーソナリティを、かんたんに紹介します。
MBTI(16パーソナリティ)は世界で11億回以上・日本で1億5000万回以上受験されている性格診断テストです。
診断結果は自分がどんなタイプか、名称とアルファベット5文字で表示されます。
それと同時に5つのパラメータ(性格的側面)がでて、自分がどちらの性格に傾いているか下のように分かります。
5つのパラメータをまとめると下の表になります。
診断結果のアルファベットは、パラメータのうち自分が当てはまるアルファベットを、組み合わせたものです。
内向的直観(Ni)とは
ここからは、内向的直観(Ni)をかいせつします。
内向的直観(Ni)は2024年流行している16パーソナリティのことばではありません。
16パーソナリティのもとになった「MBTI」という性格診断でつかわれる言葉です。
16パーソナリティとMBTIはなにが違うの?
と思うかもしれません。
16パーソナリティとMBTIのちがいは、いかのとおりです。
項目 | MBTI (Myers-Briggs Type Indicator) | 16 Personalities |
---|---|---|
歴史と背景 | 1940年代にキャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズによって開発 | 比較的新しいオンラインテスト、MBTIをベースに独自の要素を追加 |
理論的基盤 | カール・ユングの心理学的タイプ理論に基づく | MBTIに基づくが、より親しみやすく改良 |
分類方法 | 4つの二項対立(E/I, S/N, T/F, J/P)で16のタイプに分類 | 同じく16のタイプに分類し、各タイプにユニークな名前を付ける |
タイプの名前例 | INTJ, ESFJなど | INTJ(建築家)、ESFJ(領事)など |
使用方法 | 自己理解、職業適性、対人関係の改善に使用 | 自己理解、職業適性、対人関係の改善に使用 |
テストの提供方法 | 認定されたカウンセラーやプロフェッショナルによって管理 | オンラインで無料提供 |
フィードバックのスタイル | プロフェッショナルな分析と解説 | 親しみやすいキャラクターや名前を使ったフィードバック |
信頼性と歴史的背景 | 長い歴史と多くの研究に支えられている | 簡便さとアクセスのしやすさを重視 |
MBTIには、4つの心理傾向軸が定義されています。
さらに人間は内向型と外向型がいるため、1つの心理機能はそれぞれ外向性○○と内向性○○にわかれます。
すなわち、
があることになります。
心理機能 | 略称 |
---|---|
外向的感覚 | Se |
内向的感覚 | Si |
外向的直観 | Ne |
内向的直観 | Ni |
外向的思考 | Te |
内向的思考 | Ti |
外向的感情 | Fe |
内向的感情 | Fi |
このうちの1つが内向的直観(Ni)です。心理的傾向軸(N)の内向性バージョンという感じですね。
内向的直観(Ni)の特徴
ここからは内向的直観(Ni)の特徴を、さらにくわしくかいせつ。
わたしも内向的直観(Ni)もちなので、共感できるところは体験談をいれますね
未来志向と洞察力
内向的直観(Ni)をもつ人は、未来の可能性を探求します。
そこから、現時点ではみえないパターン・トレンドをみつけることが得意です。
わたしも思考は未来のことばかり考えています
火曜の午前中に、「水曜日は友達とおでかけだった」と、水曜日のもちもの準備をはじめたり、
大学4年生なのに「社会人になったらこんなことで悩むかも」とよく想像します。
パターン認識と予測能力
内向的直観(Ni)のひとは、過去の経験・データから未来予測し、直感的につぎに何がおこるかを感じます。
わたしの経験談だと、バイトがありますね。
バイトにある程度いくと、常連客のかおと毎回かう商品がわかります。
それを覚え、
と考え、まえもって準備します。
そして、常連客が来たときにその商品をわたすと、見事にビンゴ。
そうそう、この商品だよ。いつもありがとう
深い意味をみつける能力
内向的直観(Ni)は表面的な情報のうらにある、ふかい意味や真実をみつける能力があります。
内向的直観(Ni)あるある 日常生活編
内向的直観をもつ人々は、日常生活で特徴的な行動・思考プロセスをもっています。
ここからは内向的直観あるあるをご紹介します。
情報処理のしかた
内向的直観をもつひとは、情報を全体像としてとらえ、そこから詳細を引きだす傾向があります。
すごく共感しました。具体的にはテスト勉強ですね。
テスト勉強は計画をしっかり立て進める人、手のつけられるところから進める人の2パターンに分かれると思います。
ですね。
具体的なテスト勉強はこんな感じ。
- まずテスト範囲をぜんぶ確認
- どの科目を優先するべきかきめる
- どの科目をいつ勉強するかスケジュール帳にかく
さいしょにテストの全体像を把握しないと、テスト勉強がスタートできない性格です。
思考プロセス
彼らはしばしば頭の中でシナリオを作成し、未来の可能性を探求します。
他人へのえいきょう
内向的直観(Ni)のひとは、対人関係でもあいての意図や感情を、ふかく理解できます。
これは少し共感できます。
人と関わると、相手の言動や行動から裏の意味みたいなのが、分かるときがあります
相手が話を「うん、うん、うん…..」とひたすら頷いて聞いてたら、「この話は興味なくて、はやく終わらせたいのかな」と感じたり、
相手が、「そうなんだよ~」とうれしそうにかえってきたら、「この子は共感されるのがすごく嬉しいんだ」と感じます。
内向的直観(Ni)を日常生活で活用するシーン
続いて内向的直観(Ni)は、日常生活のどんなシーンで活躍するのかしょうかいします。
目標設定とけいかく
長期目標を設定するときに、内向的直観(Ni)を活用し、将来のビジョンをえがくことができます。
たとえば、キャリアの目標を立てる際、5年後や10年後の自分を想像します
内向的直観をもつ人は、そのために必要なステップを逆算して計画することが得意です。
わたしもこんなことをかんがえます。
問題解決をするとき
内向的直観(Ni)のひとは問題に直面したとき、Niでふかい洞察をえることができます。
状況をじっくり観察し、表面上の問題ではなく、根本的な原因をみつけだします。
人間関係のじゅうじつ
内向的直観(Ni)は、相手の言動のうらにある心理や動機をかんがえ、よりよいコミュニケーションをする手助けとなります。
つまり、「Niは対人関係で相手の意図や感情を深く理解することができる」をいかし、
相手といい関係性をつくるために接し方や態度を工夫することです。
たとえばこんなかんじですね。
内向的直観に関するQ &A
- 内向的直観(Ni)と外交的直観(Ne)はどのように違うのですか?
-
内向的直観は、情報を内的な洞察や未来の可能性として捉えます。
これに対し、外向的直観(Ne)は外部の可能性や新しいアイデアを探索します。
Niは深い洞察に基づく一つの明確なビジョンを持ち、Neは複数の選択肢や可能性を同時に探求します。
- Niを持たない人でもNiを強化することは可能ですか?
-
はい、可能です。
内向的直感(Ni)をきたえるには、ジャーナリング、瞑想などで内面的な洞察をふかめることが効果的です。
かんがえる内容は、未来についての考えやゆめがよいでしょう。
また、他者の意見やことなる文化、価値観をまなぶこともオススメです。
じぶんの視野をひろげ、より多角的なしこうを促進します。
まとめ 内向的直観(Ni)の特徴をかいせつ
こんかいは内向的直感観(Ni)とくちょうを解説し、日常にいかす方法をしょうかいしました。
自分自身や他者をよりふかく理解する、手助けとなります。
紹介した活用方法や強化テクニックで、Niを日常生活にとりいれ、ゆたかな自己成長を目指してみてください。