- HSPはなぜ学校で疲れるのか
- HSPが学校を疲れないための工夫【体験談】
まいにち学校から帰ると、ぐったりしてしまう…
どうすれば学校生活の疲れがへるかな?
わたしは高校生まで、こんな疑問をもっていました。
みんなは学校にいる間ずっと元気なのに、わたしはどうして午前中で疲れるんだろう?
しかし、自分がHSPと気づいてから、「自分は疲れやすい性格だから、学校も疲れるのか」と納得しました。
それから、学校生活の疲れがすこしでもへるように、様々な工夫をしてきました。
こんかいはその一部をご紹介します。
HSPはなぜ学校で疲れるのか
まずは、HSPが学校で疲れる理由をご説明。
HSPはこまかなことによく気づくから
HSPの4つの特徴「DOES」、「S Sensing the Subtitle (些細なこと)」にあたります。
HSPは注意力・観察力にすぐれている人がおおく、細かいことによく気づきます。
- 相手がみせた一瞬の表情・ためらい
- 相手の声のトーンの違い
- いつもと同じものが変わったとき
- 文章の語彙ミス、つじつまが合っていない部分
よく気づくことはいいこともたくさん
しかし、よく気づく=頭で処理する情報が非HSPよりもふえる、ということでもあります。
あたまに大量の情報が入ってきたら、そりゃあ疲れるよね。
HSPは共感性がたかいから
HSPの4つの特徴「DOES」の、E. Emotional Reactivity (情緒的反応)にあたります。
ニュースで訃報や事件・事故のニュースが流れてきたとき、普通の人は「へぇー」と受けながせます。
しかし、HSPには「かわいそうだな」、「自分もあんなふうにはなりたくない」、といろいろ考えてしまう人もいます。
共感性がたかいHSPは、周囲の状況にじぶんの感情が振り回されることがしばしば。
周りが明るい→自分も明るくなる
周りが暗い→自分も暗くなる
脳が休むひまがなく、疲れるのです。
HSPは五感の刺激によわいから
HSPの4つの特徴「DOES」、O. Overstimulation. (刺激に敏感)にあたります。
HSPは外部からの刺激によわいです。
- 目から入る刺激→まぶしい光、ブルーライト
- 鼻から入る刺激→刺激臭、
- 耳から入る刺激→騒音、話しごえ
- 口から入る刺激→辛いあじ
- 肌から入る刺激→服に締めつけられる感触、暑さ
刺激によわいというのは、「人よりも感じやすい」と表現した方がつたわるかも
非HSPよりも、1つの刺激でおおくのことを感じるので、疲れるのです。
HSPが学校で疲れないための工夫 学校にいるとき
ここからはHSPの大学4年の私が実践する、学校生活の疲れをへらす工夫を8つ紹介します。
大きく、「学校にいるとき」と「学校から帰ったあと」で紹介します。
まずは、学校にいるとき。
人が多い場所ではイヤホンをする
イヤホンをして好きな音をきくと、耳にはいる刺激をへらせます。
自分はこんなシーンでつけます。
・電車のなか
・ひとの多い店
・人通りが多いみち
イヤホンは色々ありますが、個人的には「ノイズキャンセリングイヤホン」がオススメ
「ノイズキャンセリング」という機能が外のおとをカット、外でも疲れにくくなります。
使い始めてからこんなメリットがあり、疲れがへりました。
混雑している場所をさける
学校はおおくのひとがあつまるので、混雑する場所もあります。
・午前の授業がおわった直後の学生食堂
・テスト期間中のとしょかん
・下校ラッシュの玄関
わたしはそういった場所は極力さけるようにしています
そのかわり、こんな工夫をしています。
・学校の昼ごはんは、教室でたべる
・図書館のかわりに、家やカフェで勉強する
・授業が終わったあと、すこし学校ですごしてから下校する
以前、大学のシェアスペースや人がおおい場所で、宿題をしたときがあります。
でも、下の理由で課題に集中できませんでした。
図書館やパソコン室だと、しずかで1人用の机もあったので、集中できました。
コンタクトではなく、めがねをつける
視力が悪いので、大学2年までは、コンタクトレンズで学校に通ってました。
するとこんな現象が。
- ノートやパソコンの近い距離をみると、度があわず目が疲れる
- 周りの状況がみえすぎて、つねに情報が頭にはいる
- 通学中にねると、起きたときに目が乾きやすい
そこでコンタクトレンズの着用をやめて、眼鏡で学校にいきました。
するとこんなメリットがうまれ、疲れやふあんが減りました
- 目の疲れがへった
- しかいが眼鏡の縁内だけにおさまり、入る情報がへった
- 通学中にねても目が乾かなくなり、不安ゼロで睡眠できた
ゆったりとしたファッションで学校にいく
以前こんなファッションで学校にいくと、体が締めつけられている感覚がして、授業に集中できませんでした。
- ベルトでウエスト調節できるズボン
- 自分の骨格にぴったり合うトップス
- 分厚いピン
そこで、肌を締めつけないファッションに変えると、疲れにくく授業も集中できるように。
- 少しオーバーサイズなトップス(L~XLサイズ)
- ゴムでウエスト調節できるズボン
- ロングスカート
イヤリングやブレスレットのアクセサリーも、肌を締めつけるため、学校へつけていきません。
代わりにシュシュやネックレスをつけています。
HSPが学校で疲れないための工夫 学校から帰ったあと
次は学校から帰ったあとに、学校でたまった疲れをとるための工夫を紹介します。
はやく寝る
HSPは生活しているだけで、多くの情報を頭で処理しています。
一日の疲れを完全にとる方法は「寝る」にかぎります。
からだは疲れてなくても、はやくベットに入ることをオススメします。
ベットで目を閉じるだけで、視界からはいる情報を遮断できて、頭が休まるからです。
遅くとも22時までにはベットに入るようにしています
テレビ、スマホの時間をへらす
テレビ、スマホは刺激のオンパレードで疲れることも。
- 光、映像→目からはいる刺激
- 音声→耳からはいる刺激
- 映像の内容→きもちがうき沈みする、色々考えてしまう
わたしも学校で疲れた頭をリフレッシュしようと、寝る前にYoutubeやをみた経験が
いらい、起床直後・寝る30分まえのスマホやテレビは控えています。
自室をシンプルなものでそろえる
以前、こんなお店にいったら30分ほどで目がチカチカして、「出たい!」と感じました。
・いたるところに広告がある
・すきまなく商品が陳列されている
・店内が多くの色でかざられている
じぶんは派手、色・模様がおおいものに囲まれると、疲れることをまなびました
この経験から、自室はシンプルなデザインで少ない色のインテリアでまとめよう!ときめました。
かといって、全部無地だと無機質なイメージなので、こんなインテリアを自室においています。
- 使われている色が似ている数色
- 端にロゴマークがついている
- みじかい英文がはいっているだけ
こうすると、自室にいてもリラックスできて、疲れなかったです。
一人の時間をながめにとる
HSPは家族といるときでも、気を遣うため、疲れるときがあります。
わたしも学校で人とおおく関わった日は、家で一人になりたいなと感じます
学校のあった平日の夜は、家で2~3時間のひとり時間を作るようにしています。
だからわたしはこんなことを大切にしています。
・学校がある平日は、1人時間を優先的にとる
・学校がない休日は、家族との時間を積極的にとる
まとめ HSPが学校で疲れないための工夫を8つしょうかい
HSPが学校で疲れないための工夫を8つしょうかいしました。
疲れがゼロになったわけではありません。
自分に不要な刺激をとりのぞくことで、学校も疲れにくくなるはずです