「電車の中で会話があたまにはいってきて、休めない….」
「カフェや人のいる場所で、作業しても集中できない….」
そんなHSPのかたは、きっといると思います。
そんなHSPの悩みを解決するのが、ノイズキャンセリングイヤホンです。
ノイキャンをつけると、周りの音が遮断されて、片道90分の電車通学がかいてきに
今回は、ノイズキャンセリングイヤホンの選び方、オススメ商品5つを、HSPの大学4年生が紹介します。
自分にピッタリのノイキャンをみつけて、毎日の生活を身軽にしましょう!
ノイズキャンセリングイヤホンとは
ノイズキャンセリングイヤホンは、騒音を打ちけす機能がついたイヤホンです。
通常のイヤホンとちがい、特別な技術をつかって外部の音を遮断します。
ノイズズキャンセリングには、2つの種類があります。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
- パッシブノイズキャンセリング (PNC)
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
-
仕組み: イヤホンのなかの小さなマイクが周囲の音を拾い、その音を分析します。
イヤホンは、拾った音と逆の位相の音(キャンセル音)をつくりし、それを再生することで騒音を打ち消します。
効果的な場面: 人の声や突然のきこえた音など、不規則な高周波の音を、遮断するシーンで活躍します。
- パッシブノイズキャンセリング:(PNC)
-
仕組み:
イヤホンのシリコン製のイヤーチップが、耳に物理的な壁をつくります。
これが、耳にしっかりとフィットすることで、外部の音が直接耳に入るのを防ぎます。
効果的な場面: 人の声や突然のきこえた音など、不規則な高周波の音を、遮断するシーンで活躍します。
HSPにノイズキャンセリングイヤホンをオススメする理由
HSPとは
(highrity sensitive person )の略称で、「とても敏感な人/とても繊細な人」のことを指します。
HSPの特徴は、HSPの提唱者エレイン・N・アーロン博士が考えた「DOES」が分かりやすいです
- D. Depth of processing (処理の深さ)
- O. Overstimulation. (刺激に敏感)
- E. Emotional Reactivity (情緒的反応)
- S Sensing the Subtitle (些細なこと)
ここでは、HSPにノイズキャンセリングイヤホンをオススメする理由を3つ紹介します。
落ち着けて集中力が向上する
ノイズキャンセリングイヤホンをすると、外部の音が遮断されて、じぶんの作業に集中できます。
満員電車では、読書に集中できなかった私ですが、ノイキャンをすると
- 電車の「ガタンゴトン」とゆれる音
- 周りの会話
がきこえなくなり、落ち着くひとり時間が増えました。
おかげで、電車にのるときはノイズキャンセリングイヤホンが手放せなくなりました。
音の刺激をへらせるから
HSPの4つの特徴、「DOES」の1つに「S:Sensitive 刺激に敏感」があります。
日常には車のはしる音やBGM、家電の音など、おおくの音であふれています。
そんな環境にいるだけで、刺激に敏感なHSPはエネルギーを消耗します。
そんなおとをノイキャンは解消してくれます。
わたしも人がおおい場所では、ノイキャンを音楽を流さず、耳につけています。
これだけでも、耳に入る刺激をへらせて、外出時の疲れが明らかにへりました。
HSP向けの本にノイキャンの着用がオススメされているから
ここまで、私個人がオススメする理由を紹介しました。
加えてHSP向けの本でも、HSPの疲れ対策として、ノイキャンの着用がオススメされています。
引用
長時間、音にさらされる新幹線や飛行機でもノイズキャンセリングイヤホンが役に立ちます。トンネルを通るときのゴーという音や、飛行機のエンジン音が軽減され、長時間の移動でも疲れにくくなるのです。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 P.68~69より
周りの音を気にせずどんな場所でも、読書や仕事を楽しみませんか?
HSPにオススメのノイズキャンセリングイヤホンの選び方
HSPにおすすめなノイキャンイヤホンですが、さまざまな機能のものが販売されています。
ここでは、HSPがノイキャンイヤホン選びに確認したい6つのポイントを紹介します。
2-1. ノイズキャンセリングの種類
ノイズキャンセリングの種類は、主に3つあります。
- アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)
物理的に外の音を遮断する
- パッシブ・ノイズキャンセリング(PNC)
デジタル技術で外の音を遮断する - ウルトラノイズキャンセリング
「Anker Soundcore」の独自技術
メリット・デメリットはこちらです。
- パッシブ・ノイズキャンセリング(PNC)
-
- バッテリーの消費をきにする必要がない
- 常にノイズを遮断できる
- 音が遮断されるほど、周囲の音が聴きづらくなり、イヤホンやヘッドホンを外す必要がある
- アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)
-
- PNCでは遮断できない音も取り除ける
- デジタル技術で音を遮断するため、充電を気にする必要がある
- ウルトラノイズキャンセリング
-
- シーンに最適な強度のノイズキャンセリングを起動させる
- 操作が難しい
2-2. イヤホンの種類
イヤホンには、2つの種類があります。
・カナル型(耳の中に入れるタイプ)
・インナーイヤー型(耳を覆うタイプ)
カナル型のイヤホンには、耳栓ににた形の「イヤーピース」がついています。
イヤーピースを耳の奥まで入れ込んでつかいます。
対して、インナーイヤー型のイヤホンは、耳の奥へ入れ込む「イヤーピース」がありません。
耳のいりぐちにある耳甲介とよばれる部分に、イヤホンを引っ掛けてつかいます。
それぞれのメリット・デメリットはこんな感じです。
- カナル型
-
- 音が外に漏れる危険性が少ない
- 低温や細かい音も聞きとりやすい
- 耳の奥へいれこむ
- には、慣れが必要
- 長時間つかうと、耳に違和感が生じるときも
こんな人におすすめ
- たくさんの選択肢からノイキャンを選びたい人
- 外の音をできるだけ取り除くノイキャンが欲しい人
- インナーイヤー型
-
- 曲の世界を表現する能力がたかく、没入感を味わえる
- 周囲の音もききとりやすい
- 接着面がすくなく、外れやすい
- 音が漏れる危険性がたかい
こんな人におすすめ
- カナル型イヤホン特有の装着感・閉塞感が苦手なひと
- 音の広がりを楽しみたいひと
- 屋外でも安全に使いやすいイヤホンが欲しいひと
2-3. 価格
今はノイキャンといっても様々な価格のものがあります。
1万円以下で購入できるものもあれば、数万円で購入できるものも…..
もちろん価格が高くなるほど機能はよくなります。
自分にとってどんな機能が必要なのか、予算に合わせて、選ぶことが大事です。
わたしは、1万円以下のノイキャンでも満足できて、1年以上愛用しています
2-4. 接続方法
ノイキャンの接続方法には2種類あります。
・有線接続
・ワイヤレス
それぞれのメリット、デメリットはこちらです。
- 有線
-
- 音がおくれて聞こえづらい
- 長く使い続けられる
- 価格が安い
- ケーブルが絡まると、ほどくのが大変
- スマホやオーディオ機器から離れると、イヤホンで音楽をきけない
- ワイヤレス
-
- ケーブルが絡まる厄介さがない
- 種類が豊富
- スマホからは離れていても、イヤホンで音楽がきける
- 充電を繰り返すと、バッテリーが劣化し、数年後には買い換えが必要な場合も
- 高い価格のものがおおい
自分のライフスタイルに合った接続方法を選びましょう。
2-5. 充電のもち
ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶ場合、バッテリー寿命も重要なポイントです。
ノイキャンの充電のもちの長さは、「再生可能時間」で判断できます
イヤホンだけで使用すると連続◯時間、ノイキャンの充電ケースを使用すると連続◯時間、使えますと書いてあります。
長時間つかう方や充電がめんどうな方は、再生可能時間が長いノイキャンを選びましょう。
長時間使用しないかたは、再生可能時間が短いものを選ぶことで、コストを抑えられます。
2-6. 装着感
HSPのなかには、肌への感触に敏感な方もいると思います。
そんな方は、イヤホンと耳が接触する「イヤーチップ」の素材にこだわると、自分が好きな感触のノイキャンを選べます。
イヤーチップには大きく、3種類の素材があります。
・ウレタンタイプ
耳の中の形に合わせて、イヤーピースの形が変わる素材
・シリコンタイプ
イヤホン本体に付属で着くイヤーチップの素材で使われており、最も一般的な素材。
・ジェルタイプ
- ウレタンタイプ
-
- 耳の中でのフィット感が高く、遮音性にも優れている
- 水洗いができない
- 耐久性が低い
- シリコンタイプ
-
- 安価かつ耐久性が高い
- やわらかくて、優しいつけ心地
- フィット感が損なわれてしまう可能性があるため、ぴったりのサイズのものを選ぶ
- ジェルタイプ
-
- 耳から落ちにくくなる
- やわらかい素材のため、耳が痛くならない
- 価格が高い
- 商品の種類が少ない
家電量販店では、じっさいにノイキャンを試着できる店もあります。
購入前にじっさいに試着して、どの素材が自分にあうか確認しましょう…!
HSPにオススメのノイズキャンセリングイヤホン6選
つぎに、HSPにオススメのノイズキャンセリングイヤホンを6つ紹介します。
それぞれの特徴も紹介しているので、ノイキャンイヤホン選びの参考になれば幸いです!
Anker Soundcore Life3
- 専用アプリでノイズキャンセリングを調節できる
- 相場より価格が安い
重さ | 約60g (充電ケース含む) / 約5.2g (イヤホン本体 片耳) |
ノイズキャンの種類 | ウルトラノイズキャンセリング |
イヤホンの種類 | カナル型 |
接続方法 | ワイヤレス |
1回の充電で使える時間 | イヤホンのみ 10時間 イヤホン本体 + 充電ケースの 50時間 |
外部取り込み機能 | ◯ |
価格 | ¥8.990 |
公式サイト | こちら |
HSPの私が、2年間週5でつかっているノイキャンです。
Anker Soundcore Life3を買った理由は、1万円以下という、コスパのよさと豊富な機能です。
お金がないけど、色んな機能がついたノイキャンがほしい…という大学生の私でも、購入しやすいノイキャンでした。
専用のアプリ「Soundcore」には、5つほどの機能があります
- ノイズキャンセリングモードを「屋内・屋外・交通機関」の3つから切り替え可能
- イコライザー設定で、自分好みの音質を調整できる
- 「イヤホンを探す」機能で、なくしたイヤホンが近くにあれば、簡単に発見できる
左右のイヤホンには、合計6つのマイクがついており、周囲の雑音を除去してくれます。
一方で、ノイズキャンセリング機能がスマホのみの対応で、パソコンやテレビには対応していないのが、難点ですね。
>Anker Soundcore Life3のくわしいレビューをみる
Anker Soundcore Liberty 4
- イヤレスでハイレゾ級の音質が楽しめる
- イヤホンケースの蓋がスライド式で、使いやすさ抜ぐん
重さ | 約55g(充電ケースふくむ)、約6g(イヤホン片耳のみ) |
ノイズキャンの種類 | ウルトラノイズキャンセリング |
イヤホンの種類 | カナル型 |
接続方法 | ワイヤレス |
1回の充電で使える時間 | イヤホンのみ9時間 イヤホン本体 + 充電ケース 28時間 |
外部取り込み機能 | ◯ |
価格 | ¥14.990 |
公式サイト | こちら |
前に紹介した「Soundcore Life3」のメーカー、Anker社で最も人気があるノイキャンです。
Anker Soundcore Liberty 4の最大の特徴は、イヤホンケースがスライド式であること
多くのノイキャンは、イヤホンケースの蓋をパカッとあけて、イヤホンを出します。
Soundcore Liberty 4は蓋をスライドさせるだけで、イヤホンとスマホの接続が完了するので、使いやすいです。
音質は、迫力のある繊細な重低音を楽しめます
3Dオーディオも搭載していて、360°から音が聞こえてくるような、映画館なみの迫力あるサウンドを体感できます。
AirPodsなどの高級イヤホンが欲しいけど、手が出ない…という方にオススメです!
Apple AirPods Pro
- Iphoneとの相性がよく、ペアリングがすぐできる
- スマホをつかわず、イヤホンだけで操作が可能
重さ | 50.8g (充電ケース) / 5.3g (イヤホン本体 片耳) |
ノイズキャンの種類 | ANC |
イヤホンの種類 | インイヤー型 |
接続方法 | ワイヤレス |
1回の充電で使える時間 | イヤホンのみ6時間 |
イヤホン本体 + 充電ケース 30時間 | |
外部取り込み機能 | ◯ |
価格 | ¥39.800 |
公式サイト | こちら |
Air Podsは、ご存知の方も多いでしょう。
そのAir Podsにノイズキャンセリング機能がついたのが、AirPods Proです。
AirPods Proの特徴は、スマホを触らずイヤホンだけで、操作ができることです。
- 音量調節は上下にスワイプ
- 音楽の再生と一時停止、通話中の消音と消音解除はイヤホンを1回
- 通話の終了は2回押す
さらにApple純正品なので、Iphoneとの相性も抜群!
AirPods Proを自分のiPhoneの近くに置き、スマホの「接続」をタップするだけで完了です。
音質は,、1人1人にあった空間音質を届けてくれます。
iphoneと連携して、色んなシーンであなたがたくさん聞いている音を理解、そのパターンをもとに、自動的に音質を調整します。
Iphoneユーザーで、自分好みのノイキャンがほしい!という方にオススメです。
EarFun Air Pro 4
- 1回の充電で長時間つかえる
- 1万円以下の低価格
重さ | 約5.2g(イヤホン本体 片耳)/56g(充電ケース込み) |
ノイズキャンの種類 | ANC |
イヤホンの種類 | カナル |
接続方法 | ワイヤレス |
1回の充電で使える時間 | イヤホンのみ 7.58時間 (NCオン) / 充電ケースあり 52時間 (NCオフ) |
外部取り込み機能 | ◯ |
価格 | ¥9,990 |
公式サイト | こちら |
EarFun Air Pro 4の特徴は下の2つです。
- 1回の充電で52時間連続で使用できる
- 最大50dB ものノイズを低減
1回の充電で52時間連続使用できるのは、AirPods Proの30時間をこえています。
今回紹介したノイキャンの中でも、最長ですね。
ノイズキャンセリング機能は、1万円以下のノイキャンの中ではかなり優秀で、最大50dBのノイズを低減してくれます。
車のクラクションが90db、図書館が40dbなので、EarFun Air Pro 4をつけると、車のクラクションが近くで聞こえても、図書館にいる静かさを体感できます。
Google Fast Pairにも対応しているので、スマホがAndroidの方は、接続がすごく簡単です。
初めて使うときはケースを開けて、スマホに出る「接続する」を押せば、スマホとイヤホンの接続完了!
音質はバランスを重視した音になっています。
具体的には、高音と低音が目立つように少しメリハリ感をくわえた、クセのない音を楽しめます。
Bose QuietComfort Earbud
- 短時間の充電で、長い時間使える急速充電機能がついている
- ノイズキャンセリングレベルを11段階から調節可能
重さ | 6.24 g(イヤホン片耳)/ 59.8 g(充電ケース) |
ノイズキャンの種類 | ANC |
イヤホンの種類 | カナル型 |
接続方法 | ワイヤレス |
1回の充電で使える時間 | イヤホンのみ 6時間 |
外部取り込み機能 | ◯ |
価格 | ¥39,600 |
公式サイト | こちら |
Boseはアメリカの音響機器メーカーで、1978年から現在まで約40年、ノイズキャンセリング機能の開発に力を入れています。
Bose QuietComfort Earbud 最大の特徴はノイズキャンセリングレベルを11段階から調節できること!
この機能は、Boseのノイキャンしかありません。
レベルは0から10からあり、数字が大きくなるほど、周りの雑音を消してくれます。
レベル0→イヤホンを外しているときと同じ
レベル10→外の音をほとんど遮断してくれる
といった感じです。だから、
人と話したいとき→レベル0、
自分の仕事に集中したいとき→レベル10
にすれば、人と話すときに、わざわざノイキャンを外す必要がありません。
イヤホンの形も他のメーカーでは、見られない形をしています
- 耳にふれる部分には、シリコンのイヤーチップがついており、耳にプラスチックが当たらない設計
- イヤーチップにフックがついている
音質も非常に綺麗で、とくに重低音がきれいに聞こえやすいです。
曲のドラムや裏のリズムまで、聞きたい!という人にオススメです。
Sony WI-1000XM2
- ノイズキャンセリングレベルを11段階から調節可能
- ハイレゾな音質を楽しめる
重さ | 14 g(イヤホン片耳)/ 58 g(充電ケース) |
ノイズキャンの種類 | ANC |
イヤホンの種類 | インナーイヤー型 |
接続方法 | 有線 |
1回の充電で使える時間 | 最大 10 時間 (NC ON) 最大 15 時間 (NC OFF) |
外部取り込み機能 | ◯ |
価格 | ¥40,980 |
公式サイト | こちら |
Sony WI-1000XM2の1番の特徴は、飛行機専用の遮音調節アダプターがついていること。
専用アプリをつかえば、飛行機内の気圧変化にあわせて、遮音レベルを自動で最適にしてくれます。
飛行機のエンジン音もほとんど聞こえなくなります。
また、ワイヤレスイヤホンでありながら、有線接続にも対応しています。
ゲームをするときはワイヤレス→有線接続にきりかえることで、音がおくれて聞こえる厄介さもありません。
音質は、高音がとくにきれいに聞こえます。
ボーカルの声も十分に伸びて、ライブ会場に響きわたるような音を体感できます。
出張や旅行で、飛行機をおおく利用する方にオススメです。
まとめ HSPはノイキャンをつけて毎日を身軽にしよう
今回は、HSP向けノイズキャンセリングイヤホンの選び方、オススメのノイキャンを5つ紹介しました。
少したかい買い物ですが、1度かうとほっと落ち着ける毎日をすごせます。
わたしも、ノイキャンを買って後悔したことは、1度もありません。
ぜひ、自分に合ったイヤホンを見つけて、より快適な日常を過ごしてください。