外出は楽しいけど、家にかえるとぐったりして何もできない….
こんな悩みをもつHSPのかたは多いと思います。
HSPは感受性が高く、外でたくさんの刺激を受け取ります。それで疲れやすいと言われています。
こんかいは、HSPのわたしが実践している外出疲れをへらす対策を解説します。
HSPが外出で疲れやすい理由
まず、なぜHSPは外出で疲れやすいのか紹介します。
多くの刺激をうけて疲れる
HSPの特徴「DOES」の1つに「O. Overstimulation. (刺激に敏感)」があります。
人にはそれぞれ刺激(音・光・におい)をこれぐらい受けると、疲れるというレベルがあります。
HSPは非HSPよりも少しの刺激で満足します。
- HSPは60以上の刺激で疲れる
- 非HSPは100以上の刺激で疲れる
そのため、長時間音が大きいところ・まぶしいところにいると、刺激が大きすぎて疲れるのです。
人目を気にして疲れる
HSPの特徴「DOES」の1つに「S Sensing the Subtitle (些細なこと)」があります。
つまり、周りのさまざまな外見や仕草に気づき、「あの仕草はこういう意味なの?」と、考え事をしやすいのです。
気づきたくて気づいているのではなく、どうしても目に入ってしまうんだよね
外出をするといろんな人の動きが視界に入ってきます。
- あの人がつけてるイヤホンは○○製で、昨日のテレビで紹介されてたな
- 隣りの人、私をずっと見てたけど少し声が大きすぎたかな
- あのグループは飲みに行く話してるから、どこかの居酒屋に行くのかな
自分とは無関係な考えごとを無意識にしてしまい、頭が休まらないのかも
荷物がおおくて疲れる
HSPは「こうなるかもしれない→こうしよう」、と予測を立て行動するのが得意です。
外出時は天候や混雑状況・移動時間など様々な予測をして、傘・ほん・予備のバッテリーなど多くのものをカバンに入れると思います。
結果、重いカバンを持ち歩くことになり、身体的に疲れるでしょう。
HSPが外出で疲れやすい場所
ここからはHSPが疲れやすい、刺激の多い場所を紹介します。
疲れやすい場所は人それぞれだと思うので、「この場所は自分よく疲れたな」という視点で読んでみてください。
ショッピングセンター・スーパー
ショッピングモールはいろいろなモノが集まっており、お客さんも多いです。
そのため人やモノなどの刺激がおおいです。
わたしは商品がぎゅうぎゅうに並べられている店が苦手です。
逆にシンプルなデザインで、商品がきれいに並んでいるお店はすきですね。
駅前の飲食店
駅近くの飲食店は便利なので、学生やサラリーマンのおきゃくさんで混雑しています。
わたしも平日の昼に、駅近のファミレスに行ったことがあります。
学生さんの話しごえでにぎわっていて、1時間の滞在でもすこし疲れを感じました。
ゲームセンター
ゲームセンターは楽しい場所ですが、ゲーム機の音やまぶしい光が苦手なHSPもいるかもしれません。
花火大会
なつやすみの定番ですが屋台の行列や、いき帰りの渋滞に疲れやすいHSPも多いでしょう。
地元の花火大会にいったとき、こんな工夫で人混みをさけました。
- 花火の打ち上げばしょから離れた、人の少ない場所でみる
- 花火が終わる時間よりすこし早く帰りはじめる
満員電車
朝や夕方の満員電車にのると、人混みの圧迫感や話しごえといった刺激をおおくうけます。
わたしは読書したり、ノイズキャンセリングイヤホンをして、視界や耳にはいる刺激をへらしています。
電車の窓から景色をみることもオススメです。
HSPが外出で疲れない対策6選
ここからは、HSPのわたしもやってみて効果があった、HSPが外出で疲れない対策を紹介します。
荷物は最小限にする
案外これ必要かも….、と思ってカバンに入れたものは、使わないことが多いです。
それなら必ず使うもの以外は、カバンに入れない方が身軽になり、外出時の疲れが減ります。
私も半日のお出かけや近くの店まで行く時は、これだけ入れています。
- 財布
- メガネ
- スマホ
- イヤホン
- 折りたたみ傘
- ハンカチ
外出時はスニーカーをはく
わたしは外出するとき、80%以上スニーカーをはいています。
以前、オシャレや見栄のためにヒールやパンプスをはいて、外出した時がありました。
それからは、「new balance 373 グレー
すると靴ずれもなく、外出時の足の痛みもへったので、気軽に外出しよう!という気分になりました。
外出のよていを詰め込みすぎない
1日に外出の予定を4つ5つも入れるより、2~3カ所に絞って外出することをオススメします。
なぜなら予定をいくつも入れると、スケジュールのことを常に気にしてしまい、頭が休まらないからです。
私も1日中休憩なしで買い物すると、疲れてしまい家に帰りたくなった経験が…..
「今日は〇〇と〇〇に行く」と外出前にリスト化すると、予定がはっきりして疲れにくいと思います
刺激が多い場所・時間をさける
HSPはおおくの刺激を受けると疲れやすいです。
そのためそういう場所・時間をさけると、外出時の疲れを減らせます。
- レストラン・飲食店→開店直後(11:00あたり)や平日
- 映画館→早朝・よるおそく
- テーマパーク→平日
このような空いている時間に利用すると、周りの目を気にすることなく楽しめます。
外出中に休けいをいれる
1日にいくつかの場所へ外出するときは、休憩をはさむと疲れがとれ、長時間の外出も楽しめます。
- 落ち着いた雰囲気のカフェで一休みする
- 外出先のベンチに座り、ボーっとする
- 車の中で仮眠をとる
上のとおり、ひとが少ない場所・静かな場所で休憩するとリフレッシュできます
グッズで物理的な刺激をへらす
刺激が気になるひとは、対策グッズをつかうことで、物理的に刺激をへらせます。
ここでは気になる悩みごとに、オススメの対策グッズを紹介します。
- 視覚の情報が気になる…日がさ・メガネ
- 音が気になる…ノイズキャンセリングイヤホン・耳栓
- 光が気になる…マスク・長袖のはおりもの
日がさ
日がさは日ざしを避けられる上に視界がせばまるので、目にはいる情報をへらせます。
私も日がさをさして歩くと、気にすることが減りました。
- 人が身に着けているもの
- 人の表情やうごき
メガネ
フレームの太いメガネをつけると、はっきり見える範囲がフレーム内に絞られるので、刺激をうける範囲を狭められます。
メガネをつけると裸眼は見えない細かい情報も頭にはいり、疲れるときがあるので注意!
そんなかたは、度のひくい眼鏡を使うことをオススメします。
ノイズキャンセリングイヤホン・耳栓
ノイキャンや耳栓をつかうと、耳にはいる話しごえや騒音がへり、刺激をへらせます。
最近では「外音とりこみ」という、騒音は遮断してアナウンスや人の声のみを通す、耳栓もあるみたい。
イヤホンをすると、周りの音が聞こえなくなる不安もへるね。
マスク
人の目が気になるひとは、マスクの着用がおすすめです。
じぶんの表情が周りに知られにくくなるので、安心感がうまれます。
マスクの着用時の息ぐるしさには、注意がひつようです。
長袖のうすいはおりもの
夏だけどクーラーが効きすぎた場所が苦手….というHSPもいると思います。
そんな方は外出時に、うすい長袖の羽織ものをもち歩くといいでしょう。
きがるに体温調節ができて、温度差による疲れを軽減できます。
まとめ HSPが外出で疲れない対策を紹介
こんかいは、HSPの外出の疲れ対策を6つしょうかいしました。
HSPのみなさんの疲れが、少しでもすくなくなりますように。